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新潟県ホーム の中の観光・イベントの中の【魚沼】[魚沼の風景]一足早い春の味 「促成栽培の山菜」
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【魚沼】[魚沼の風景]一足早い春の味 「促成栽培の山菜」

2018年03月05日

    魚沼市は、コシヒカリやユリ切花の産地として有名ですが、山菜の栽培にも力を入れており、県内の主要な産地のひとつとなっています。
    左「たらの芽」、中「うるい」、右「ふきのとう」

    山菜栽培の始まり

     魚沼市での山菜栽培は、今から約30年前に旧堀之内町のユリ切花生産者が、たらの芽の促成栽培を始めたのがきっかけです。現在では、うるい、ふきのとうも導入され、魚沼市全域で栽培されています。
     冬の間、暖かいビニールハウス内で栽培する「促成栽培」により、天然ものより早く出荷することができます。山菜と言えば雪解け後の「春の味」としてイメージされるかと思いますが、旬を先取りして12月中旬頃から収穫が始まり、2月以降、出荷のピークを迎えています。

    ビニールハウス内でのたらの芽栽培

    たらの芽栽培

     たらの芽は、畑で養成したタラノキを11月中旬頃に刈り取り、一節ごとに切断した駒木(こまぎ)と呼ばれるものをビニールハウス内の温床に伏せこみます。2~3週間後、芽がほど良い大きさに生長したら出荷します。駒木を時期をずらしながら順番に伏せこむことで12月から4月末頃までの長期にわたり出荷することができます。

    たらの芽の原木

    駒木から伸びるたらの芽

    うるい栽培

     うるいは、秋に掘り上げた養成株が一定の低温にあわないと芽が出ないため、従来は早くても2月頃からしか出荷できませんでした。研究を重ね、養成株を冷蔵庫で保存することで、12月からの出荷が可能となり、たらの芽同様4月末頃まで長期間味わうことができるようになりました。

    養成株を冷蔵庫で保存

    収穫前のうるい

    ふきのとう栽培

     ふきのとうも秋に掘り上げた株をビニールハウス内に並べ、大きく膨らんだ芽を収穫し、12月から3月末頃まで出荷が続きます。

    株の堀上げ

    ビニールハウス内に並べられたふきのとう株

    福祉施設との連携

     魚沼市での山菜生産者は、平成23年には43戸でしたが、平成28年には79戸に増加し、売り上げも約2億円の産地になりました。近年では、大きさの選別やパック詰めなどの出荷調製作業を福祉施設に委託することで、出荷量を増やしている生産者もいます。

    福祉施設でのふきのとう出荷調製作業

    山菜料理

     山菜料理と言えば天ぷらが絶品ですが、うるいは、しゃきしゃきとした食感とさっぱりとした味わいで、汁物の具や漬物にもぴったりです。
     たらの芽はバターしょうゆ炒め、ふきのとうはほろ苦いふき味噌にしてもおいしく召し上がれます。

    たらの芽料理いろいろ

    うるい入りのそば


    【レポーターから】
     
     魚沼市外在住の私は、実は山菜料理にはあまりなじみがなく、天ぷらにするくらいしか食べ方を知りませんでした。今回、いろいろな料理方法があることが分かったのでさっそく試してみたいと思っています。
     魚沼市の山菜はJA北魚沼農産物直売所「百菜花ん(ひゃくさいかん)」や県内の各スーパーマーケット等で販売しています。魚沼の「一足早い春の味」をぜひご賞味ください。
     
       農業振興部 小見

     「魚沼の風景」は、魚沼市内に勤務する県職員が、日々の業務や暮らしの中で見つけた、魚沼のイベント、特産物、観光地など魚沼の魅力をレポートするものです。なお、掲載内容については正確を期するよう努めておりますが、限られた時間での取材であるため、不十分な点がある場合もありますので、ご容赦下さい。